思い出のドーナツ
久しぶりにブログを再開します。
コロナ騒ぎで、なんとなく落ち着かない日々。
仕事も忙しくて、なかなかブログを書く時間も、心の余裕もなくなっていました。
これじゃいけないな、と思い直し、ブログを再開します。
文字を書く作業は、わたしにとって癒しの時間なんですよね。
自分の気持ちをアウトプットできるのがいいのかもしれません。
と、いきなり自分語りですが、思い出のドーナツのお話です。
私は夫の仕事の関係で、全国を転々としています。
子どももいない夫婦なうえ、2年スパンぐらいで引っ越すため、あまりその土地を
知ることもなく、次の土地へ。という生活ももうすぐ10年になります。
3年くらい前、埼玉県川越市に住んでいました。
そこで出会ったのが、「ユー松月」というパン屋さんです。
小学校の近くにある、かなりレトロな雰囲気のパン屋さんで、おじいさんとおばあさん、多分その息子さんの3人で経営されていました。
ユー松月のパンは、どれも素朴でボリュームがあって、安くて美味しかったんですよね。仕事に行く前に、お昼用のサンドイッチやパンを買うのが、いつものルーティーンでした。
そんなユー松月のドーナツは、「リング」という商品名で、なんと70円!
しかも大人のこぶし大はある、大きなドーナツでした。
そのリングが夫婦ともに好きで、リングを見かけるたびに買っていました。
冬場になると、リングの生地に紅茶を混ぜ、ホワイトチョコのかかった、ちょっとおしゃれなドーナツも登場して、これもまた絶品でした。
お値段も100円くらいだったかな。
ユー松月は、ケーキも美味しかったんですよ。
こんな素敵なラッピングをしてくださるケーキは
ショートケーキのお手本のような、懐かしく美味しいケーキでした。
そんなユー松月ですが、ある日こんな張り紙がしてありました。
なんと閉店のお知らせです。
2018年4月30日で閉店してしまったんです。
今までは、自分がお別れをいう立場が多かった(私自身も転勤族、結婚相手も転勤族)ので、お別れがものすごくショックでした。
お店の方と、特に親しくしていたわけではありませんが、この場所はこれからも続いていくんだろうな、と思っていた場所がなくなるのが、こんなにも寂しいことだったと、このとき改めて思い知りました。
コロナウイルスの関係で、なんだか落ち着かない非日常が続いているいま、ふとユー松月のことを思い出しました。
当たり前の日常は、こんなにも愛おしくありがたいものだったんだな、と。
たかだかパンやドーナツで何言ってるの、と言われるかもしれませんが、私にとっては、それだけ大きな存在だったんですよね。
早く、平穏な日々が戻ってくることを、切に祈っております。
で、久しぶりにユー松月を懐かしく思い出していたら、なんと復活しているみたいなんですよね。(Googleマップ情報)
これは食べに行かねば!と思ってはいるのですが、現在は山口県に住んでいるので、なかなかかないそうにありません・・・
コロナウイルス騒ぎが落ち着いたら、絶対行こうと思っています。